インターネットを活用した集客、と聞くとどのようなことを思い浮かべるでしょうか。
「地域密着のウチにはインターネット集客はそぐわない」
「ご紹介がメインなのでインターネット集客は必要ない」
「インターネットなど邪道。対面営業こそが代理店の使命である」・・・。
筆者が代理店向けのインターネット集客に関する講演を行う中で聞こえてきた経営者の声です。
これらの発言は全て一つの「勘違い」に基づいていたものです。その勘違いとは、「インターネット活用とは、インターネットで保険を売ることである」というものです。
実際に保険をセールスする際のことを思い出してみてください。初対面のお客様にいきなりガンガンと保険を売り込むでしょうか。
お客様の状況をお聞きした上で、代理店の紹介や人間性をご理解いただき、必要であれば注意点などをご指摘して提案型の保険セールスにつなげているはずです。
インターネットを使った集客だからといって、インターネットで保険売り込まなくたっていいのです。
この「勘違い」から離れると、代理店はもっと自由にインターネットを活用できるのです。
インターネット集客というと、「ホームページの検索順位を上げる方法」「フェイスブックでいいね!を集める方法」などの集客を行うテクニックやノウハウに目を奪われがちです。
確かに日進月歩のインターネットの世界では成功テクニックやノウハウをいち早く知ることも重要でしょう。
しかし、そのテクニックやノウハウを使ってお客様に伝えるべき「内容」つまり「代理店の特徴」が明確になっていなければ効果を望むことはできません。
遠回りのように感じるかもしれませんが、インターネット集客にとりかかる前に、代理店の特徴を明確にするために自社の立ち位置や強みなどを明確することが必要なのです。