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「業界リスクの専門家」として認知される、ホームページの作成法

2018/02/12
法人ターゲットの代理店の場合はさら踏み込んで、経営者の気づいていないリスクの存在とその対策を指摘することができる、「業界リスクの専門家」として認知されるようなアピールをホームページ上で行うことが効果的です。

 

 

その認知ために必要なのが、業種をしぼりこんだリスク対策の提案です。

法人リスクの4つの切り口

法人リスクの分類法には様々なものがありますが、企業の経営者にピンとくる分類と考えると、あまり複雑すぎず、経営の実態に沿ったリスク分類で提案することが求められます。

筆者が法人メインの損保系代理店をコンサルティングする際は、以下の4つの切り口にて法人リスクを分類することを基本にしています。


営業上のリスク

企業の毎日の営業を続けていく上でのリスク。お客さへの損害賠償や業務上の事故などが考えられます。

社員のリスク

雇用している社員やパート・アルバイトに関わるリスク。労働災害や、社員からの訴訟などが考えられます。

企業資産のリスク

会社が所有している資産「会社を営業していくために必要なモノ」に関するリスク。工場の設備や、店舗、社用車などのリスクですね。

経営者のリスク

会社のリーダーである経営者に関するリスク。経営者の病気や怪我、死亡した際のリスクが考えられます。

 

4つの切り口が企業がもつリスク分野のほとんどをカバーし、かつ経営の実態に沿ったわかりやすい分類になっていることがわかると思います。法人がメインターゲットである代理店がホームページでアピールする場合は、この4つの切り口をさらに特定業種にしぼりこんだ形で行うことが効果的になります。

飲食業界を例に、4つの切り口でリスク分析を解説してみると

たとえば、飲食業界にに関するリスクを4つの切り口で分類してみると・・・

飲食業界の営業上のリスク

飲食業界はお客様と接することが前提のビジネスです。ですから、飲食業は常に営業中にお客様に対して損害を与えてしまうリスクと向かい合っているといえます。この前提を説明した上で、飲食業におこりうる営業中のリスクを、お客様への損害をメインに解説し、その対策を説明しましょう。

飲食業界の社員のリスク

飲食業界は労働集約型産業です。人間が働くことが価値となりお客様から対価を得ているビジネスモデルですので、その源泉である社員(パート・アルバイト)に関わるリスクもまた飲食業にとっては致命的です。このような業界特性を説明した上で、飲食業だからおこりがちは労働災害リスクや、飲食業の労働環境が抱えるリスクの存在を解説し、その対策を説明しましょう。

飲食業界の企業資産のリスク

飲食業界は「お店を開ける」つまり営業することで現金収入を得て成立しているビジネスです。ですからお店を開けることができなくなることは、致命的な経営ダメージなのです。飲食業界のこのような業界特性を説明した上で、企業資産としての店舗設備や厨房機器などが抱えるリスクの存在を解説し、その対策を説明しましょう。

飲食業界の経営者のリスク

中小の飲食業では、経営者=一番の職人、現場のリーダーであることが多いです。このような状態で経営者の身に何かあれば、経営への影響も大きくなります。そのような状態を説明した上で、経営者にかかわるリスクとその対策を説明しましょう。

「おっ!この保険代理店、ウチの業界のことわかっているね」

特定の業種のリスクの存在とその対策をホームページである程度詳しく解説することは、代理店が持つその業界への知識や経験を表現することに他なりません。

そうすることで、ホームページをご覧になったターゲット業種の社長が「おっ!この代理店、ウチの業界のことわかっているね!」と感じていただけるようになります。

 

プロ代理店は、単なる「保険の紹介人」から「リスクマネジメントのプロ」に脱皮すべし!と言われて久しいですが、具体的なアピールとして業界特化と4つの切り口によるリスク対策提案をホームページで行ってみてはどうでしょうか。